レントゲン写真はただの静止画ではありません
(Wikipediaより引用. 日本滝百選のひとつ、北海道のインクラの滝。行った事はない・・・)
最近読んでいる、ある教科書の一節。
~ この滝の写真を見ると、
滝は当然流れていると分かり、
人の大きさから滝のサイズが推測でき、
水の質量を知っていれば滝の流量まで分かる。
レントゲン写真もこれと同じなのだ ~
1940-50年代はこのような考えが主流だったようですが、
いくつかのstudyの結果放射線科医が徐々に自信をなくし、
(後にそのstudyは間違いだったことが分かったのですが)
その後出てきたCTやMRIなどの新しいmodalityに流れてしまい、
さらには生理学的な観点から画像を見る習慣がなくなり、
解剖・病理の観点がメインになってしまい、今に至るとの事でした。
呼吸器科医や循環器科医は生理学的な観点から読影することに長けているが、
専門分野である肺と心臓しか分からないことや、
自分たちの都合に合わせた読み方をしてしまう傾向が強く客観性が乏しいこと、
などが欠点として挙げられていました。
ということで、肺の生理を再々々々勉強中。
大阪生活もあと1ヶ月。
最後の思い出に、
お会いしてみたい関西方面の偉い先生方(面識ゼロ)に突撃取材を計画中。
突然のアポの電話、緊張するなぁ・・・