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 新年あけまして

おめでとうございます。

今年も宜しくお願いいたします。



休み中に読みたい本は色々あったのですが、

結局薄い本(新書)を2冊しか読めませんでした。。。

感想を。


「偽善の医療」 (新潮新書)  里見 清一 (著)

読みかけだったのを暮れの飲み会で思い出して、全部読んでみました。
うなづける所はありますが、未熟者の自分にはまだ全て理解できません。

医療従事者とその他の人々との間の「常識の差」がテーマかと思いました。
医療従事者以外の方に訴える本としては、とても分かり易く素晴らしいと思います。
こういう情報開示は必要だと思います。
しかし、医療従事者が「そうそう!」と読むのはちょっと・・・と感じました。
自慰行為的というか何と言うか。
そんなの当たり前で、そこからどうやって一歩踏み出すかを創意工夫したい所です。
この本も、そういう一歩なのだろうと思いますから。

そういえば研修医の頃、ある患者さんから、
「先生は医者じゃなくて、普通の社会人としてもやっていけるよ」
と言って頂いたことがありました。
その頃は本学の体育会系部活(様々な学部生と一緒の部活で、上下関係が異常に厳しい!)
をしていた直後で、センパイに接するような態度で患者さんに接していたからだと思います。
当時は単純に嬉しかったのですが、今思うと少し微妙です。
「大半の医者は一般社会では生きていけない」と言う事ですよね。
はたして今の自分は、医療関係以外の一般社会で生きていけるだろうか?
もし自分が現在の職を失った時、どうやって生きて行こうか?
そんな事を思い出し、考えてしまいました。

しかし、「偽善」ってどう定義したものでしょうか?
そして、「偽善」以外の善行って、本当に人間にできるのでしょうか・・・?



伝える力 (PHPビジネス新書) 池上 彰 (著)

子供ニュースの池上氏の本。
とても分かり易かったです。
あっという間に読んでしまいました。
ただ、テクニカルなアドバイスが欲しかった。



今年も本は出来るだけ読みたいと思っていますが、
その前に「論文を書け」という年賀状が数通届いてしまいましたので、
あまり読めそうにもありません。。。

何はともあれ、今年も自分なりに楽しみたいと思います。
by tobbyK | 2010-01-02 23:59 | 徒然