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背部皮膚錯感覚症と、トーマス


「ここ1年くらい、背中が痒いんだけど、皮膚科では何ともないって言われて・・・」
そういうご婦人を診察。
何度も引っかいた後と思われる色素沈着が少しあるのみで、
後は何もない。ううん・・・
調べてみたら、こんな疾患が。写真の所見はそっくり。
勉強が足らんなぁ。

背部皮膚錯感覚症 'notalgia paresthetica' (NP)
病態
・Th2~Th6の脊髄神経後根枝支配領域に生じるparesthesia
・Th2~Th6の神経線維は、通常僧帽筋(厚い)を貫通し直角に上行する
 → 神経枝が筋の厚みより圧迫されたり、長期臥床や外傷などで圧迫されることで生じる
・明らかな原因がみつからない例も多い
*カユミを伝達する求心性線維はカプサイシン感受性C線維

症状
・背部に片側性に生じる
・皮膚所見はない
 → 期間が長いと、掻破による色素沈着、苔癬化、慢性湿疹様変化

診断
・特有の症状
・皮膚所見がない事

治療
・特にはない
・カプサイシン外用療法が有効な例があるらしい
・ステロイドや抗ヒスタミン薬は効かない

 参考文献 皮膚臨床41:23,1999



ところで関係ない話ですが、機関車トーマスを娘と一緒に見ていて、
感動的な歌を知りました。
その名も、「じこはおこるさ」(Youtubeで歌が流れますのでご注意を)
映像と歌の乖離具合にインパクトがあるんですが、
その奥になんか深いものを感じてしまいました。
深読みでしょうか。

しかし、教育テレビの幼児向け番組で流れる歌は、
そんじょそこらの洋楽・邦楽なんか目じゃないくらいメロディーや構成が凝っていますね。
素晴らしい。



・・・また、呼吸器以外のネタを書いてしまいました。
by tobbyK | 2009-07-02 19:32 | 皮膚