【JW】PET-CTで副腎結節の良悪の鑑別


Opeできそうな肺癌の患者さんで副腎が少し腫れていると、どうすべきか悩むことがあります。PETやってみるのですが、明らかな基準がなく・・・

この論文は、一つの基準として使えるかもしれません。


Adrenal Nodules at FDG PET/CT in Patients Known to Have or Suspected of Having Lung Cancer: A Proposal for an Efficient Diagnostic Algorithm
Radiology 2009 250: 523-530

Purpose
・PET-CTで副腎結節の診断を検討

Materials and Methods
・retrospective review
・肺癌がある、もしくは肺癌を疑われ、PET-CTを施行された1388例をレビュー
 →147例において187の副腎結節が認められた
 → 組織学的に悪性と診断、もしくは経過観察でサイズが大きくなったものを「悪性」→37
   1年の経過観察で変化が無かったものを「良性」→58  
   病理検査もなく、経過観察も1年以内の副腎結節は、「中間」→92    とした

・検討項目
 Diameter, mean attenuation, SUVmax,
 SUV ratio (nodule SUVmax/liver SUVavg)
 →どういうアルゴリズムで良悪を鑑別すればよいか?

Results
・147例:aged 42–88 years; mean, 65.5 years; 59 women

・「mean attenuation > 10 HU で SUVmax > 3.1」を基準とすると、
 →悪性の診断において、感度97.3% 特異度86.2% accuracy 90.5%

・「mean attenuation > 10 HU and SUV ratio > 1.0」を基準とすると、
 →悪性の診断において、感度97.3% 特異度74.1% accuracy 83.2%


・さらに、「SUV ratio > 2.5」を用いると、22/37のmetastatic lesionsを指摘することができ、FDGの集積があった全ての良性結節を除外することができた=特異度が高い

Conclusion
・以下のアルゴリズムを用いて、肺癌の副腎転移の鑑別ができる。
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感度の高い基準と、特異度の高い基準を組み合わせて診断しようというもの。

今度悩んだ症例があったら、やってみようと思います。
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