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最近、Latent TB Infectionについて考える事が多かったので、目についた論文を。
日本では原則 INH 300mg/dayの6か月投与。

Three Months of Rifapentine and Isoniazid for Latent Tuberculosis Infection
 Sterling TR et al. N Engl J Med 2011; 365:2155-2166.

背景
潜在性結核菌感染に対する治療は結核のコントロールに不可欠。現在の標準レジメンである 9 ヵ月のイソニアジド投与は有効であるが、毒性と低い治療完遂率が問題。
方法
結核リスクの高い被験者を対象に、直接監視による 3 ヵ月のリファペンチン(rifapentine)(900 mg)+イソニアジド(900 mg)の週 1 回投与(併用群)と、自己管理による 9 ヵ月のイソニアジド(300 mg)の 1 日 1 回投与(イソニアジド単独群)とを比較。
非盲検無作為化非劣性試験。
対象者は米国・カナダ・ブラジル・スペインで、33 ヵ月追跡。
主要エンドポイントは結核の確定診断、非劣性マージンは 0.75%。

結果
修正 intention-to-treat解析;
 結核の発症:併用群 3,986 例中 7 例(累積発症率 0.19%)
         イソニアジド単独群 3,745 例中 15 例(累積発症率 0.43%)
         ⇒差は 0.24 パーセントポイント

 治療完遂率:併用群 82.1% vs イソニアジド単独群 69.0% (P<0.001)
 有害事象により永続的に投与を中止:併用群 4.9% vs イソニアジド単独群 3.7% (P=0.009)
 薬剤関連肝毒性:0.4% vs 2.7% (P<0.001).

結論
3 ヵ月のリファペンチン+イソニアジド投与は、結核予防については 9 ヵ月のイソニアジド単独投与と同程度に有効であり、治療完遂率は高かった。長期間の安全性モニタリングが重要。


今後LTBI治療法が変わるでしょうか。



 ~徒然~

忙しい、というか、体力が低下してきています。
筋トレを開始しようと思うのですが・・・なかなか・・・
今も当直中ですし。。。


来年はたくさんの新人が我が職場に来てくれることになりました。
本当に楽しみです。新たな試みを準備中です。


さ、その前に論文を書・・・か・・・ねば・・・zzz
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