カテゴリ:リンパ系( 1 )


シカゴで読んだ本の一部を。
リンパ管の発見と1900年代初頭までの主要な研究の歴史について。

リンパ系のHistorical observations(~1900年代初頭まで)

・リンパ管は死後虚脱してしまう薄壁の管状構造物であるため、血管が初めて記述された時からリンパ管が認識されるまでの間に数世紀を要した

B.C.300 -
HerophilosErasistrarus
 初めてのリンパ管の記載。両者ともAlexandrian schoolのメンバー


~ここで長い年月が空く~


1622
Gasparo Aselli
 Milanの近くのPaviaの外科と解剖学の教授
 近代的なリンパ構造についてはじめて記載
 太らせた犬の腸間膜にリンパ管を発見。リンパ管を傷付けると乳糜が出る事を記載。
 ガレノスの信奉者であったゆえ、彼はリンパ管が肝臓流れ込むと考えた。

1651
Jean Pecquet
 フランス
 乳糜の嚢や胸管を記載し、「ミルク状の液体が通る静脈」とし、「心臓の渦」に流れ込むと考えた

1653
Thomas Bartholin (バルトリン一族はスゴイ医学一家らしい)
 初めて“lymphatics”という名称を用いた

1661
Malpighi
 毛細血管の構造と機能について報告

1769
William Hewson
 魚・鳥・哺乳類のリンパ系を解剖した
 魚と亀にはリンパ節がなく、鳥には少なく、哺乳類にはたくさんあった
 リンパ管の中にリンパ球あった
  →リンパ球はリンパ節から来てリンパチャンネルを通じて血液に入っていくと考えた
William Hunter
 ヒトとその他の哺乳類のリンパ系の解剖学が大体分かった
 「リンパ管は、全身に存在する吸収管である」とした

1816-1895
Karl Ludwig
 リンパ管からリンパ液を採取する事に成功
 →血液の濾液と考えた

1866-1927
Ernest Starling (あの「Starlingの法則」のお方)
 毛細血管中の血液の静水圧と血清中の膠質浸透圧について初めて言及


~1950年ごろまででは、Starlingの発見が最大のもののようです。
今後、このシリーズではリンパ管の発生・解剖・機能などについて、
少しずつ書いていこうと思います。




-徒然-

昨夜やっと帰国。
今回の海外出張ではたくさんの方と色々な話をする事が出来て、
新しいモチベーションが出来ました。
自分のやりたい事もよりハッキリしてきたので、
それをキチンとやって行こうと思います。

「チェ・39歳別れの手紙」を帰りの機内で見ました。
ボリビアでの最後のゲリラ戦争がとにかくリアルに描かれており、
ソダーバーグ監督の言うとおり、「ニオイ」が伝わるというか、
ゲバラと一緒に居たらどんな感じだったのかが、良く分かる映画でした。
(ゲバラについて基礎知識が必要ですが)
農民たちの密告によりボリビア軍につかまった時の、
「自分たちの失敗によって、彼ら(貧しい農民たち)は気づくかもしれない」
という彼の言葉に感動しました。

本日は娘たちと思いっきり遊んで、
腰が痛い・・・
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