カテゴリ:喫煙( 2 )


Wikipediaより

~大麻(たいま)ないしマリファナ (Marijuana) は、アサの花・茎・葉を乾燥させ、細かく切り刻み、調理または燃やすなどして発生した煙を吸引して使用する薬理作用のある植物であり、嗜好品や医療薬として用いられている。
マリファナはメキシコ・スペイン語で「安い煙草」を意味する。これは大麻の繁殖力が強く、野草として自生していたために安価に手に入ったことからメキシコでこの呼称が一般的になり、これがアメリカへと伝わって世界中にマリファナという呼称が定着した。~



最近、捕まる人多いですね。
マリファナも「煙を吸う」ということで、呼吸器疾患と関連がないかどうかを調べた報告。
先進国の中で、マリファナ使用率が高いカナダから。


Marijuana and chronic obstructive lung disease: a population-based study
 CMAJ April 14, 2009; 180 (8) (カナダ)

Background
・気道症状またはCOPDに対する、タバコ(tobacco)とマリファナ(marijuana)の喫煙のリスクを検討

Method
・カナダ・バンクーバーに住む、40歳以上の878人を無作為に抽出
 ⇒ 呼吸器疾患に関する病歴と、タバコ・マリファナの喫煙を調べた
・また、salbutamol 200 µg吸入後にスパイロメトリー施行

Results
・このsampleにおける喫煙歴;
 マリファナ…45.5% (95% confidence interval [CI] 42.2%–48.8%)
 タバコ…53.1% (95% CI 49.8%–56.4%)

・現在喫煙している人(in the past 12 months);
 マリファナ…14%
 タバコ…14%

・nonsmokersと比較し、
 タバコを吸う人…呼吸器症状が多い(odds ratio [OR] 1.50, 95% CI 1.05–2.14)
           COPDが多い (OR 2.74, 95% CI 1.66–4.52)
 ⇔マリファナだけならこれらは有意差なし
 
 マリファナ+タバコの人…呼吸器症状がもっと多い(OR 2.39, 95% CI 1.58–3.62)
                COPDももっと多い (OR 2.90, 95% CI 1.53–5.51)
     (*人生においてマリファナ cigarettesを50本以上吸っていた場合)

 ⇒マリファナとタバコには、シナジー効果がある(肺にとって悪い方向に)

Interpretation
・タバコとマリファナを同時に吸うと、呼吸器症状増加・COPDも増加。



確かに喫煙率が高い・・・なんというか、恐ろしい国です。
そしてどういう機序が知りませんが、タバコと同時に吸うと良くないようです。
別にどちらもなくても個人的には困りませんが、世の中には困る人が大勢いるらしいです。

人間は何か吸っていないと生きていけないのでしょうか・・・
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by tobbyK | 2009-04-15 22:26 | 喫煙

受動喫煙の悪影響を示す場合、暴露の程度を正確に示すことがなかなか難しいと言われます。
それゆえに、タバコ愛護の御用学者さんたちから「エビデンスが弱い」と言われたりします。
今回は唾液中のコチニンをバイオマーカーとしています。

Exposure to secondhand smoke and cognitive impairment in non-smokers: national cross sectional study with cotinine measurement
BMJ 2009;338:b462 (UK)

Objective
・受動喫煙(secondhand smoke)のバイオマーカー(唾液中のコチニン濃度)と認知機能障害の関連を検討する

Design
・UKでの横断的検討。Englandの家庭を層別化し無作為抽出。
・参加者:50歳以上のnon-smoking adults 4809人
      唾液中のコチニン濃度と、家族の喫煙状況の詳細な検討
・Main outcome:
 認知機能障害…神経生理学テストの下10%と定義
 
Results
・非喫煙者で唾液中のコチニン濃度≧14.1ng/mlの人を抽出
 →濃度別に4群に等人数になるように分類
  ① 0.0-0.1 ng/ml
  ② 0.2-0.3 ng/ml
  ③ 0.4-0.7 ng/ml
  ④ 0.8-13.5 ng/ml

・①と比較し、認知機能障害のodds ratioは、
  ②…1.08 (95%CI;0.78 to 1.48)
  ③…1.13 (95%CI;0.81 to 1.56)
  ④…1.44 (95%CI;1.07 to 1.94, p=0.02)
 *認知機能に関するいくつかの項目については調整済み
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・never smokersとformer smokersでも同様の傾向が見られた
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Conclusions
・受動喫煙は、認知機能障害を生じる可能性がある



先進国・長寿社会になると、喫煙による健康障害が問題になり、禁煙が進みます(日本は例外か・・・)。
業績を落とさないために、先進国のタバコ業者は途上国で販売を拡大します。
その会社の株を買っているのは、やはり先進国の国民です。

国がタバコを販売していて、禁煙も一つのビジネスモデルとなっているわが国では、
喫煙者はある意味社会から必要とされている気もしてしまいます。

難しい・・・
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by tobbyK | 2009-03-17 15:58 | 喫煙