2011年 01月 13日 ( 2 )

Thorax 2010;65:21–26で報告された、慢性呼吸器疾患患者における新しい息切れスケールの「D-12」は、他の質問法と比較して簡便な方法。

「D-12」 
以下の項目について、None/Mild/Moderate/Severeで回答。各0-3点にあてはまる。
 1. My breath does not go in all the way
 2. My breathing requires more work
 3. I feel short of breath
 4. I have difficulty catching my breath
 5. I cannot get enough air
 6. My breathing is uncomfortable
 7. My breathing is exhausting
 8. My breathing makes me feel depressed
 9. My breathing makes me feel miserable
 10. My breathing is distressing
 11. My breathing makes me agitated
 12. My breathing is irritating



その妥当性について間質性肺疾患患者のみで検討した報告。

Dyspnea-12 Is a Valid and Reliable Measure of Breathlessness in Patients With Interstitial Lung Disease
CHEST 2011; 139(1):159–164


Objective
間質性肺疾患におけるDyspnea-12 questionnaire (D-12)の妥当性を検討

Methods
対象:101例のILD症例
方法:以下の質問法を行う
 ・ベースラインでは101例が回答    
  D-12 (scale range, 0-36, with a high score indicating worse dyspnea)
  Medical Research Council (MRC) dyspnea scale
  St. George Respiratory Questionnaire (SGRQ)
  Hospital Anxiety and Depression Scale (HADS)

 ・2週間後のフォローでは84例が回答
  D-12
  global health transition score

 ⇒ D-12の心理測定的特性について検討;
      天井効果とフロアー効果
      内的一貫性
      再現性
      構成概念妥当性

Results
内的一貫性:高い。Cronbach α=0.93。
再現性:高い。intraclass correlation coefficient=0.94。

D-12と他のスコアの相関;
 MRC grade・・・r=0.59; P<0.001
 SGRQ・・・symptoms, r=0.57
        activities, r=0.78
        impacts, r=0.75
        total, r=0.79; P<0.001

因子分析の結果、THORAXで報告されたD-12の「構造」がこの患者群でも確認された

Conclusion
間質性肺疾患の患者において、D-12は信頼性が高い質問法である。



慢性の間質性肺疾患では、病勢や治療効果の評価が微妙で難しい場合も多いので、新しい評価法が出るのは良いと思います。しかし、この論文によると、生理学的な指標(FVC%、DLCO%、6MWD)と最も単相関が良好だったのはMRCでした・・・うーん。
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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。


今年は「放浪⇒定住(期間未定)」を予定している、自分にとっては初めての年となります。
これまでは毎年「次はどこに行こうかなぁ」ばかり考えていたもので・・・
いまだに放浪大好きなのですが、「定住」も初めての試みなので非常に楽しみです。
「1-2年で転勤」では、出来ない事もたくさんありますから。
また新しい出会いもあるでしょう。それも楽しみです。

今年最初のイベントとして、つい先日結婚式参加のため福岡に行きました。
前日に博多に入って、一人で夜中に中州で飲んでラーメン食べて、幸せでした。
結婚式・披露宴も素晴らしかったですし、色々な人に会えて楽しかったです。
しかし、披露宴の「花嫁から両親への手紙」の場面では、
毎回自分と娘(まだ4歳と1歳)に照らし合わせてしまい、
涙目になってしまいます・・・気が早い。


さて、中洲ではこの本片手に飲んでました。

「はじめての現象学」
竹田 青嗣 (著)


さらっと理解するのが難しいところもあり、そういうところは飛ばして流し読みしました。きちんと理解できたとはいえませんが、興味は湧きました。なんかこう、数式で説明できそうな感じが面白かったです。数学と哲学の関係はどうなっているのでしょうねぇ・・・


今年も楽しみたいと思います。
ジャーナルウォッチもきちんとやっていますので、
今年はどんどんアップして行きたいと思います。
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by tobbyK | 2011-01-13 05:16 | 徒然