後楽園と、マクロライドについて

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仕事が片付かないため急遽東京出張し、論文チェック、学会スライドチェック、カルテチェック・データ収集などを行う。土曜日の夜までつきあってもらえる上司はなかなかいないと思います。いつも本当に感謝しています。

夜は同僚とラーメン、その後東京ドーム横の温泉に一泊(いつものコース)。

明日の朝も残りの仕事を片付け、お昼から後輩の結婚式の予定。
スピーチまだ考えてない・・・




ところで、medicinaの10月号「内科の基本 肺炎をきわめる」に、気になる記述がありました。
「日本にマクロライド耐性肺炎球菌が多いのは、日本しかやっていないマクロライド少量長期投与のせいである。DPB以外にはエビデンスはないので、やめなさい!」という感じだったと思います。かなり強い論調でした。

「エビデンスがないから~」・・・このフレーズは都合の良いように使用されやすく、注意が必要だと思っています。「実は何も言っていない」に等しい場合が多い気がしています。
感染症診療の原則から言えば、理屈はそのとおりだとは思います。しかし、DPB以外の副鼻腔気管支症候群・気管支拡張症などの症例にマクロライド少量長期投与を行い劇的に改善した経験も多いので、呼吸器臨床の実感としてすんなり受け入れられません。最近のAJRCCMにも、COPDに対する少量長期投与の有効性が載っていましたし。

そもそも、マクロライド耐性肺炎球菌が多いのは本当に少量長期投与のせいなのか?、風邪にマクロライドを出しまくったからではないか?、そもそもアジアの肺炎球菌はマクロライド耐性が多かったりして?、他にも交絡因子はないのか?、最終的に「minorityの利益 vs 公共の利益」という風になったら誰がどう判断するのか?、などなど、いくつも疑問が浮かんできました。

良い機会なので、勉強してみようと思います。

皆さんはどう思われますか?
何かご存知の方がおられましたら、ご教示ください。
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by tobbyK | 2008-11-22 23:58 | 徒然